
世に名だたるブラック企業ならずとも、
何らかの事情で社員さんを辞めさせなきゃなことって、
実際には多々あったりしますよね・・・。
僕が勤めている会社はメーカー系のIT子会社ですが、
退職者さんの半数以上は職場で「使えねぇ!」ってレッテルを貼られた人達です。
そして退職を勧告する主たる理由は、
コストカットよりも周りのモチベーション低下防止だったりします。
周りのモチベーションを低下させかねない状況ってのは主に2つですね。
目まぐるしい技術の進歩に着いて行けずに周りの足を引っ張ってしまう場合と、
激務や人間関係に耐え切れずにメンタルを病んでしまわれた場合ですね。
SEさんって技術職でありながら対人コミュニケーション能力が求められるので、
この両面を維持し続けるのって結構大変そうです。
そしてどちらも残念ながら時間をかけても回復した例は皆無に等しいです。
失礼な言い方ですが腐りそうなリンゴは早目に排除しなければなのです。
会社が社員を辞めさせようとする場合、
解雇という方法は殆ど取りませんね。
社員自らが退職を選択するように仕向ける「退職勧告」を行います。
解雇には厳しいルールがあるので、
社員が「辞めます」と言うようにプレッシャーをかけるんですね。
法的(建前的)には社員側は応じる必要は無いことになっていますが、
闘えるくらいのパワーがある人はそもそも退職勧告を受けたりしません。
辞表を書かせるのは現場の職制さんにはやらせませんね。
組織にとって利益を生み出す現場の人間にそんなリスクを負わせる事はありません。
トラブルが生じる可能性があるからです。
必然的に管理部門に属する人が「自己判断」で行うことになります。
間違っても業務命令でも会社の意志でもありませんね。
個人が勝手にやったこと。
でも辞表を書かせるのってかなり大変なんだけどな。
嫌なお役目ですね。
2014/09/10(Wed) 10:53:20|
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